暴力と不平等の人類史

ウォルター シャイデル著・「暴力と不平等の人類史」を読んだ。

世界で最も裕福な1%の世帯が世界の個人純資産の半分あまりを保有している現代、この所得と富の格差は更に広がると予測されている。

この不平等はどうして起こるのか?

そして、不平等を無くすにはどうすればいいのか?

歴史を紐解いていくと

様々な社会の発展段階において

社会が安定すると経済的不平等が拡大していたことがわかる。

さらに紐解くと

既存の秩序を破壊し、所得と富の分配の偏りを均し、貧富の差を縮めることに何より大きな役割を果たしたのは、

暴力的な破壊だった。

つまり、平和的に平等が進んだことは無かった。

その暴力的な破壊には

大量動員戦争、変革的革命、国家の崩壊、疫病の

4つの種類がある。

この4種類の暴力的な破壊の話を軸に歴史を紐解いていく内容たっぷりの歴史書。

こういった内容で書かれている歴史書は読んだことが無く

全てを理解することは難しかったけど新しい視点やモノの見方を得れて良かった。

歴史書を読むことは俺みたいな馬鹿にはかなり労力と時間を消費するし

内容を全てなんて理解はできない。

でも、歴史を学ぶことはかなり重要だ。

だって、学ぶことで得れるものがあるからね。

一つは、客観的視野が得れること。

歴史は繰り返すって言葉があり、現代では歴史は韻を踏むと言われている。

つまり、今までとは全く同じ足跡は踏まないけど、同じ様な歩み方はするということ。

そのことを意識して歴史を学べば現代はどう時代を歩んでいるのか?と大きなスケールで客観的に観れるようになる。

例えば、この本は暴力的破壊と不平等・平等を紐付けているけど

じゃあ現代はどのフェーズにいるのか?と観ることができる。

国際的な話題になっている台湾の暴動や米中をはじめとして貿易戦争は

どうなっていて、今後どうなるのか?と予測しながら

歴史とリンクさせ現代を観ることで客観的視野が得れるんだ。

もう一つは想像力が得れる。

というか、危機管理能力(リスクヘッジ)かな。

歴史を学び客観的視野を得れることで

この行動をしたら、こういう影響が出る可能性がある

といったような想像力が付くんだよね。

もちろん、これは歴史を学ばなくても自分が様々なことを経験していく中で得ることもできる。

ただ、スケールの大きさを考えると歴史の方が圧倒的だから

より様々な影響を考えることができるようになるんだ。

大炎上してしまう著名人や、俺みたいな一般人でも他人の信頼を平気で壊す輩、犯罪をする奴の主な原因は

想像力の欠如だ。

想像力を少しでも働かせて客観的に観て判断すれば

こんなことはしないでしょって思うことを平気でしてしまうんだから不思議で仕方がない。

歴史を学べば客観的視野や想像力はつくけど、

俺みたいな凡人が何か結果を出したいと思ったら

そもそも歴史を学ぶことは当たり前にならないといけない。

だって、どの業種業界にいようが歴史を学ばないと

空気感を感じれないし何が新しいかもわからないからね。

ルールを知らないとルールを破れないでしょ。

例えば、お金を稼ぎたいと思ったら

お金の歴史や資本主義のルールを知ろうとするのは当たり前なんだよ。

それなのに儲かりそうなのをやる・誰かが儲かると言ってたからやるって選択は情弱でしかないから。

普通に考えてまずはお金を学ぶところからだろ。

歴史を学べ。
そこにはヒントがたくさんある。