「140字の戦争 SNSが戦場を変えた 」 デイヴィッド・パトリカラコス 


アナタが見ている情報は正しい情報ですか?
どこを見て正しいと判断していますか?

《こうして思考停止人間は作られる。》


インターネットが発達して、知りたいこと・面白いこと・新しいこと、そんな「情報」をカンタンに受けとれるようになりました。


情報量の差が格差を生むと言われているくらい、「情報」は生きる上で大切なものとなっています。


ただ、現代はその「情報」があふれすぎています。


SNSをみても、テレビをみても、You Tubeをみても、そこにあるのは「情報」です。


そう、それらの媒体をみているだけで、


知りたくなくても・面白くなくても・新しくなくても、僕たちは半ば強制的に「情報」を受け取ってしまっているのです。


つまり現代は、情報過多時代とも言えます。


これって実はスゴい怖いことなんですよ。


というのも、自然と、そして半ば強制的に情報を受け取りつづけてしまうと、僕たちの脳はキャパオーバーしてしまいます。


そしてその結果、脳がまともに機能しなくなり、推測判断・意思決定するチカラがなくなり、


思考停止の人間ができあがってしまうのです。

《フェイクニュースにダマサれる理由》


さらに、強制的に受けとってしまっている情報の中にはフェイクニュースもまぎれています。


そして多くの人は、少し調べれば、少し考えればウソだとわかる情報を信じてしまいます。


なぜカンタンにウソを信じてしまうのかというと、思考停止になっているからです。


そんな人間が多い現代では、議論・事実・論理性より、


ナラティブ(物語)が強い影響を持ち、とにかく感情に訴える「情報」がウケるのです。


大事なことなのでもう一度書きますが、


事実よりナラティブ(物語)が重要で、ウソでも感情に訴える「情報」のほうがウケてしまうのです。


そしてそんな情報ほど、拡散され社会に影響を与えてしまうのです。




アナタがこの情報過多時代をまともに生きるには、


正しく情報を読み取らなければいけず、そのためにはナラティブを理解しなければいけません。


これを理解できなければ、ウソを信じ、ウソに流され、ウソの人生を送ってしまいます。

アナタは情報を正しく読み取りたいですか?
アナタはナラティブを理解したいですか?


そんなアナタにはこちらの本をオススメします。


「140字の戦争 SNSが戦場を変えた  」 デイヴィッド・パトリカラコス



《カタチが変わった戦争》


今も世界で戦争は起きていますが、実はそのカタチが変わってきています。


日本にいたら実感できませんが今戦争で勝つために重要なことは、


強力な兵器をもつことではなく、「言葉」や「ナラティブ」を制することなのです。


つまりどの軍隊が勝つか?より、どの物語が勝つか?のほうが重要なのです。


それくらいナラティブは脅威的なチカラを持っているのです。



《ナラティブとは?》


ここで一旦ナラティブの意味を説明します。


あまり日本人には馴染みがない言葉ですからね。


ナラティブとは、「物語」や「語り」という意味ですがストーリーとは少し違うんですよね。


僕は、


ナラティブ…自分で創り上げている最中の物語。(ライブ感がある。)


ストーリー…他人が創った完結している物語。(ライブ感はない。感じれることもあるが。)


と解釈しています。


色々調べてみましたが、少し前からマーケティング業界でもナラティブの重要性が謳われていました。

【2017年は「ストーリー」型マーケティング終焉の年に】


微妙なニュアンスの違いは本を読んで感じ取ってください!



《受けとる側こそナラティブを理解する》


僕はこの本を読んで、情報を受け取る側こそナラティブを理解しないといけないなと思いました。


なぜなら、情報を発信する側はナラティブの重要性を理解しているので、


事実や論理性よりも感情的な訴えであるかの方を重要視しているからです。


つまり、発信側は常に感情を煽ってきているということです。


そして煽られた結果、ウソかホントかわからない情報を信じてしまうのです。




実際、ロシアは自国に不利な事実が起きたとき、ネットにフェイクニュースをバラまきました。


その結果、多くの人は感情を煽られ疑念のタネが生まれ、何を信じていいのかわからなくなり、何も信じなくなっていきました。


こんなことが現代は実際に起きているのです。


現代はナラティブとナラティブ(物語と物語)の戦いになっていて、どの情報も僕たちの感情をメチャクチャ煽ってきているのです。


ですので、感情が動いたかどうかでウソかホントかを決めてはいけません。


まずナラティブを理解して、感情を煽られないようにしないといけないのです。

《ナラティブを制する》


フィルターバブルに囲まれて、自分の好みの情報や、コンテンツしか見ないことだって意外と危険なことです。
フィルターバブルについてはこちら。


なぜなら、それは自分の正しさを確認してくれるキモチのイイものなので、自然と偏見が強まり憎悪が増えてしまうからです。


それが人と人の分断を生み、結果的に戦争が生まれてしまう可能性があるのです。


全ての受け取る情報に感情を煽られず、多角的に物事をみれないと、何がウソかホントかわからなくなります。


ぜひ、この本を読んでネットリテラシーを高めてナラティブを制してください!


「140字の戦争 SNSが戦場を変えた  」 デイヴィッド・パトリカラコス