「群れるな」 寺山修司


アナタは群れるためにその場所にいるのですか?
学びや成長のためにその場所に入ったのではありませんか?

《群れるな》


ビジネスの観点で日本社会を観ると、オンラインサロン等のいわゆるコミュニティが流行っているとわかります。


影響力のある人はコミュニティをつくり、ファンはそれに入る。


そこではコミュニティ限定の学びや経験を積むことができます。


多様性が広がり、生き方・働き方もさまざまになった現代は、コミュニティが広がるのは当然といえば当然のこと。


昔と違い、家庭・学校・地元・職場以外にも生きていける「場」をカンタンに見つけ出し所属することができる時代なのです。



もちろん、コミュニティに入る(もしくは作る)ことは人生を楽しむ一つの方法なので悪いことではありません。


むしろ、入ったほうが今いる世界と全然違う世界を体感できるわけですから、


人生がつまらない・もっと楽しみたいと思っている人は、コミュニティに入ることはアリだと思います。


ただ、そういったコミュニティや組織に入る上で注意すべき点があります。


それは、群れないこと。



コミュニティや組織に入るとはいえ、群れるために入るのではありませんよね?


成長するため、人生を豊かにするために入るのです。


人は、人が集まるとどうしても群れたがります。


それは人間の傾向としてしょうがないことではあります。


でも、そこで群れずに、学びにフォーカスできる人間だけが本当に成長していくのです。


群れずに戦っていきたい。

孤独に強くなりたい。


そんなアナタにはこちらの本をオススメします。

「群れるな」 寺山修司



《言葉の錬金術師のエッセイ集》


ギャンブルやボクシングを愛し、膨大な量の作品を生み出した著者を、


人は「言葉の錬金術師」と言います。


そんな著者が遺した文章を抜粋し、いくつかの章にまとめたのがこの本。

詩人にとって、言葉は凶器になることもできる。
私は言葉をジャックナイフのようにひらめかせて、人の胸の中をグサリと一突きするくらいは朝めし前でなければならないな、と思った。
だが、同時に言葉は薬でなければならない。
さまざまな心の傷手を癒やすための薬に。


と書いてるように、


彼の言葉は多くの人に刺さり、気づかせ、癒やし、チカラを与えてくれます。

《思考停止をつくる群れ》


ではここで、群れることの怖ろしさを僕なりの解釈で説明していきます。


群れることの最大のデメリットは、

思考停止になることです。


しかも、自然と思考停止になっていくのです。


同調圧力には、


自分が感じれる同調圧力



自分が感じれずに自然と押しつぶされてしまう同調圧力


の2種類が存在します。


群れてしまうと、後者の同調圧力に負け、自然と思考や行動を抑えつけられてしまうのです。


そうなると、自分で考えることができなくなり思考停止になってしまうのです。


たとえば、今いる環境が全てだと思ってしまっている人は危険です。


なぜなら、思考停止になり、そして排他的になる可能性が高いからです。


仮に本当に今いる環境が最高で全てだとしても、もっと色んな環境はありますよね?


そこに目を向けるという行為すらしないなら、多様性を受け入れる器をつくれずに小さい世界でいきてしまいます。


排他的になって良いことがほどんどない事実は日本の歴史、そして今の日本をみていればわかりますよね?



《マイナスに引っ張られる群れ》


2つ目の群れるデメリットは、マイナスに引っ張られてしまうことです。


人は環境に適応する動物です。


なので、できる環境にいればできるようになりますし、


できない環境にいればできなくなります。


ただ、もしできる環境にいても、できない人間が入るだけでマイナスな方向に引っ張られて、


「できる環境」から「そこそこできる環境」というレベルに下がる可能性があります。


もちろん、最初からできる人はいないので、できる環境に入ったばかりの人はしょうがないのですか、


問題視するべきなのは慢性的にその環境にいて、甘えつづけている人間です。


間違いなくその人が放つマイナスに環境は引っ張られます。


たしかに「誰といるか?」は重要ですが、


「誰といないか?」をもっと重視しないと、マイナスに引っ張られる群れに所属することになっていまします。

《群れるから弱くなる》


僕は、協調性はいらずワンマンプレーをするべしと言っているのではなく、


学びや成長にフォーカスするべきと言っているのです。


コミュニティや組織に入る理由は、人生を良くしたい・もっと楽しみたいからですよね?


だったらそのためにチカラを入れるべきで、群れることは違うなとなるわけです。

人は弱いから群れるのではない。群れるから弱くなるのだ。

と著者はいいます。


まさにそのとおり。


群れるから弱くなるのです。


アナタはどうでしょうか?


群れていませんか?思考停止になっていませんか?


ジャックナイフのように刺さり、薬のように癒やす彼の言葉に触れて考えてみてください!

「群れるな」 寺山修司