「民主主義の死に方 二極化する政治が招く独裁への道」 スティーブン・レビツキー、ダニエル・ジブラット 


アナタは独裁者の見極め方を知っていますか?
アナタは民主主義の死に方を知っていますか?

《独裁はゆっくり進む》


独裁者の誕生は、本人以外望んでいません。


それは独裁者が差別・大虐殺・戦争を引きおこした歴史があるからです。


では、そんな歴史を知っている現代は、


独裁者が誕生しないと安心していいのでしょうか?


実は、まったく安心できないのです。


現代の独裁は、クーデターが起きたり、憲法が停止されたり、緊急事態宣言が発令されたりと明らかな一線を越えて誕生するものではないのです。


合法的な選挙というプロセスを挟んだ結果、多くの人にとってかなり見えにくく民主主義が崩壊し、独裁が生まれるのです。


独裁はゆっくりゆっくり進むのです。

《独裁者を見極める》


あまりにも見えにくいので、権力を持つまではその人が独裁者なのか?がわかりません。


では、僕たち有権者に独裁を防ぐ方法は無いのでしょうか?


もちろんあります。


その方法は、歴史を勉強し独裁者の共通点を見出すことです。


そうすればリトマス紙のように独裁者かどうかを判断できるのです。


独裁が生まれてしまうと、

自由に生きられない
すべてを管理される
戦争に巻き込まれる


このような状態になります。


独裁が見えにくくなった現代は、僕たち有権者の見る眼を鍛えなければいけません。


それをサボれば、管理・不自由・暴力が蔓延る社会になってしまう可能性が高いのです。

アナタは戦争に巻き込まれたくないですか?
アナタはすべてを管理されたくないですか?
アナタは自由に生きたいですか?


そう思ったアナタにはこちらの本をオススメします。


「民主主義の死に方 二極化する政治が招く独裁への道」 スティーブン・レビツキー、ダニエル・ジブラット



《脆弱な民主主義》


ハーバード大学で発展途上国やヨーロッパについて研究している二人が書いたこの本は、


少し前のアメリカでは大統領候補にすらなれなかったトランプが、なぜ2016年の選挙で勝てたのか?を知ることができ、


同時に民主主義が脆弱であるとも知ることができます。


さらに各国の独裁者が誕生した歴史、独裁者を見極める4つのポイント等も書かれているのでかなり勉強になります。



《二極化が進むと》


歴史を紐解くと、


極端な二極化が進んだときに民主主義が死に、独裁政権が生まれるとわかりました。


極端な二極化は互いに排他的になるので、社会の分断とも言えます。


アメリカは約25年の間に、人種・信仰・地理・そして生活様式レベルで社会の分断が進んでしまったのです。


各党の支持者をみればそれが顕著です。


2012年に民主党を支持する44%は非白人ですが、


2000年代以降共和党を支持する90%が白人です。


つまり、少数民族のための民主党と白人のための共和党という二極化が進んでいるのです。


その二極化によって誕生し、さらにそれを広げたのがトランプだったのです。


ちなみにトランプはこの本で書かれている独裁者を見極める4つのポイントにすべて当てはまりました。


それまでの約100年間、ニクソン以外のアメリカ大統領候補は1つも当てはまらないので、かなり恐ろしい結果だと言えます。


《日本は大丈夫か?》


この本では日本のことはまったく触れられていませんが、内容をリンクさせて考えれば、


現政権は大丈夫か?
独裁ではないか?
野党に独裁者の卵はいないか?二極化されていないか?
民主主義は守られているか?


が見えてきます。


現政権に賛同しないならそれでいいのですが、反体制的で人民の声を代弁していると訴えるポピュリストには注意しないといけません。


それが独裁者の卵ですから。



個人の価値観は違うので、


どう見えるか?どう判断するか?はおまかせしますが、


重要なのは民主主義の崩壊がかなり見えにくいこと、そして独裁はゆっくり進むことです。

《今こそしっかり》


見えにくいからこそ、ちゃんと考えてちゃんと見ましょう。


テレビや新聞のニュースに踊らされるのではなく、視野を拡げるために一歩離れましょう。


そして歴史を学ぶべきです。


とくに日本は異常なほど選挙にいきません。


おそらく「メンドクサイ!」とか「選挙に行ったところで何も変わらない!」と思っているからですが、


それが民主主義が死に独裁が生まれる原因になるのです。




アナタは戦争に巻き込まれたくないですか?
アナタはすべてを管理されたくないですか?
アナタは自由に生きたいですか?



ぜひ、この本を読んで独裁の歴史と見極め方を学んでください!


「民主主義の死に方 二極化する政治が招く独裁への道」 スティーブン・レビツキー、ダニエル・ジブラット