「正義の教室 善く生きるための哲学入門」 飲茶 


アナタの正しさとは何ですか?
アナタはどう在りたいですか?

《満員電車は常軌を逸している》


僕のキライなものは満員電車です。


狭い・臭い・知らない人だらけな状況ってストレスしか感じないですからね。


ハッキリいって、毎日通勤退勤ラッシュ時の満員電車に乗るなんて常軌を逸していると思っています。


スゴいとも思いますが、「あれに毎日乗るなんて大丈夫か?」と同情というキモチの方が湧いてきてしまいます。


”ギュウギュウ詰めにされてある目的地に運ばれる行為”ってなんだか出荷前の家畜と似ているじゃないですか。


会社に雇われてお給料をもらわないと生活できないのはわかるんですけど、それでも満員電車だけは避けるべきです。


なんで僕がここまで満員電車を避けるべきだと書くには理由があって、


満員電車に乗りつづけると不感症になると思っているからです。


どう考えてもストレスしか感じない状況を当たり前のように受け入れていると、


何も感じなくなってしまいます。


そして何も感じなくなった結果、何も考えなくなり、


ただただ言われたことをこなす奴隷が出来上がってしまいます。

《不感症になる前に》


不感症になり奴隷的な生活をするようになると、自分の考えが持てなくなります。

自分はどう在りたいのか?
どんな人生にしたいのか?
何が正しいと思うのか?


これらをハッキリこたえられないどころか、考えることすらできなくなるのです。


満員電車が良い例ですが、現代には不感症になりやすい「雑音」がたくさんあります。


SNSはコミュニケーションやビジネスを加速させるツールとしては優れていますが、匿名で罵り合える世界でもあるので精神衛生的にはかなり悪い「雑音」です。


雑音が多い現代、もし自分の声をかき消されたら待っているのは奴隷です。

不感症になりたくない。
奴隷になりたくない。

自分の声をしっかり聞きたい。


そう思ったアナタにはこちらの本をオススメします。


「正義の教室 善く生きるための哲学入門」 飲茶



《自分を知れる哲学書》


以前にも紹介した飲茶さんが書くこの本は、


ある学校を舞台に繰り広げられる物語を通して、主要な概念(イデオロギー)の主張・問題点・歴史をわかりやすく学ぶことができます。


おそらく哲学を学びはじめると、〇〇主義といった一番大事な概念が具体的に理解できずに苦しむと思います。


そこをしっかり説明してくれているので、「助かる!」「ありがたい!」と思うはずです。


さらに読み進めると、その概念を知れるだけじゃなく

自分が普段思っていることはどの概念に当てはまるのか?
自分は何が正しいと思っているのか?


も知ることができます。


つまり、自分を知ることができるのです。


物語としても非常に面白く、今までの流れがひっくり返るような衝撃のラストが待っています。


【過去紹介記事】



《周りをシカトする》


自分の正しさとは何か?自分はどう在りたいか?を考える時に、


周りの意見なんてシカトすればいいのです。


なぜなら当たり前ですけど、


多数派が正しいわけじゃない、皆と同じことが正しいわけじゃない、声がデカイ人間の意見が正しいわけじゃないんですからね。


ちゃんと自分で考えて善いと思って行動したものが正しいのです。

それが自分の正義で、在りたい姿です。


そもそも、「多いほうが正しい」「皆と同じが正しい」みたいな考え方はハッキリ言ってクソです。


そんな判断基準だと自分の人生なのに誰のための人生なのかわからなくなります。


でも、そんな判断基準をしている人は意外と多くいませんか?



《監視役兼囚人役社会》


テクノロジーの発達により破壊不可能な社会が生まれ、その社会にとって正しい人間を作っている。


と書いてありましたがまさにその通りで、


現代に生きる人間は全員が監視役兼囚人役です。


ですので、社会にとって正しくない人間は簡単に叩きのめされてしまいます。


そうならない為に多くの人は、多数派である社会にとって正しい人間になってしまい、


その結果「多いほうが正しい」「皆と同じが正しい」と思い込んでしまいます。


しょうがないと言えばしょうがないのかもしれませんが、


「多いほうが正しい」「皆と同じが正しい」という判断基準に自分の意見は一切ありません。


自分の意見がない判断基準で生きていたら、自分の人生を歩むことはできませんよね。

《自分の声を聞く》


監視システムからは抜け出せない社会・雑音が多い社会にいるからこそ、


自分はどう在りたいか?
自分の正しさとはなにか?


つまり自分の声に敏感になるべきだと思うんですよね。



周りの意見なんてシカトして、在りたい自分の選択をすればいいんです。


確かに絶対的な正義・普遍的な善が何かなんてわかりません。


ですが、「今」自分は何を正しいと思うのか?どう在りたいのか?はわかりますよね。


たとえそれが結果的に失敗して痛い目をみたとしても、その自分の声に従ってみるべきです。


それが自分の正義です。


それがどう在りたいか?の答えです。


そしてそれが自分の人生を歩むということです。


雑音を掻き消し、自分の声を聞くためにぜひ読んでみてください!


「正義の教室 善く生きるための哲学入門」 飲茶