「映画の瞬き 映像編集という仕事」 ウォルター・マーチ 


アナタは最終的に心に残るものは何か知っていますか?
アナタは「プロ」とはどんな人か知っていますか?

《良い道具があるからって》


テクノロジーが発達した現代は、一昔前のプロが高額を払って入手していたモノを、誰もが安価で入手できるようになりました。


たとえば動画編集ソフト。


今の性能と安さは、昔から動画編集をしていた人であれば「もっと早く欲しかった」と全員羨ましがるほどのものです。


このように誰もが良い道具を入手できるようになりましたが、一つ注意点があります。


それは、良い道具があるからといって自動的に良い結果が得られるわけではないということです。


当たり前かもしれませんが、安く簡単にモノが手に入る現代だからこそ注意すべきです。


このカンチガイを引き起こすと、

一生プロと素人の違いがわからない
ただのコレクターで終わる
ずっと結果が出ない



このような人生になってしまいます。

《プロと素人の違い》


では、そもそもプロと素人の違いは何なのでしょうか?


アナタは考えたことがありますか?


ある分野のスキルが高く、それでご飯を食べている人はプロかもしれませんがもっと具体的に表現することができます。


プロとは、人の感情を動かせる人のことです。


料理人、画家、映画監督、作家、ライター、編集者等々。


特にクリエイティブが求められる仕事であればどんな業界であろうと、プロは全員これができます。


逆に素人はこれができません。


どんなに良い道具をそろえたところで、素人は感情を動かせないから素人なのです。


ではなぜ、感情を動かせるかが重要なのでしょうか?

アナタは結果を出すために何を重視するべきか知りたいですか?
アナタは最終的に心に残るものが何か知りたいですか?
アナタはプロになりたいですか?



そう思ったアナタには、こちらの本をオススメします。


映画の瞬き 映像編集という仕事」 ウォルター・マーチ



《超一流映画編集者の仕事の流儀》


「地獄の黙示録」

「ゴースト ニューヨークの幻」

「ゴットファーザーⅢ」



などの映画の映像と音響を編集した超一流の映画編集者が書いたこの本を読めば、映画を創る側の視点を知ることができます。


それに彼の考え方や仕事の流儀は、どんな分野でも活かせるものです。


たとえばブログでの読みやすさ・見やすさを向上させるうえでもかなり参考になるので、業界問わず一読をオススメします。



《最後に残るもの》


彼が映画を編集する中で一番意識しているものが感情です。


ですが感情は定義や取り扱いが難しいので、映画学校では蔑ろにされるそうです。


なのになぜその感情を最重要視しているのかというと、

最終的に観客の心に残るものは、編集技術でもなければ、キャメラワークでも、役者の演技でも、実はストーリーですらない。感情なのだ。


と書いてあったように、最後に心に残るものは感情だからです。


大事なことなのでもう一度書きますが、最後に心に残るものは感情なのです。


今まで話題になった映画を思い出してみると、確かにそう思いますよね。


たとえばアカデミー賞作品賞を受賞した「パラサイト 半地下の家族 」は、韓国の格差社会を痛烈に風刺するブラック・コメディの面白さが注目されています。


ですが結局、鑑賞した多くの人の感情が突き動かされたからアジア初の栄冠を受賞できたんですよね。

観客にどのように感じてほしいのか?自分が意図したとおりの感情を観客が最後まで抱き続けてくれたらそれは編集者として仕事を完璧にやり遂げたことを意味する。


と書いてありましたが、「パラサイト」の編集者は完璧な仕事ができたんじゃないでしょうか。



《感情が動かされるものほど》


もちろんこれは映画だけの話じゃありません。


本を読んだり、音楽を聴いたり、芸術に触れたり、食事をした時も同じことが言えます。


感情が動かされるものほど心に残っているのです。


だから業界問わず一読をオススメしているのです。


何かを創作するときは、テクニックやリズム・ストーリーの繋がりは大事です。


ですが、一番はどう感じてほしいのか?を意識して、人がその感情を抱き続けてくれるように創るべきです。


それを創れる人がプロといえるのです。


アナタは結果を出すために何を重視するべきか知りたいですか?

アナタは最終的に心に残るものが何か知りたいですか?


ぜひこの本を読んで、プロになってください!


映画の瞬き 映像編集という仕事」 ウォルター・マーチ