「日本語の練習問題」 出口汪



《読解力がないとは?》


読解力がない。


これは、近年話題になっていることで、旅の途中書店とは?でも取り上げました。


ところで、読解力がないとはどういう状態でしょうか?



一つは、シンプルに言葉や文章を読めていない状態のことです。


言葉や文章を読めなければ意味がわからないので理解なんてできませんよね?


例えば、赤ちゃんはわかりやすく読解力がありません。


それは、言葉も文章も読むことができないからです。




もう一つは、自分が読み解きたいようにしか読み解いていない状態のことです。


例えば、皮肉で書いた(もしくは言った)言葉を、励ましの言葉と勘違いする。


これは、読み解きたいようにしか読み解いていない証拠ですよね。


この例えですと、なんだかそっちのほうが気楽でいいなと思うかもしれませんが、これはあくまで例えでして。


なにか指示を受けた際、その言葉を自分が読み解きたいようにしか読み解かなかった結果、意味のわからない行動をとり信頼を失う。


なんてことはありえる話です。


さらに深掘り、


「読み解きたいようにしか読み解いていない状態」とは、つまり解釈がズレているということです。

この解釈のズレが起こると、かなり損をするし、もったいないことになります。


例に出したとおり信頼を失う可能性は高いですし、


結果を出したいのに、それにまったくつながらない行為をする可能性もあります。


師匠が言っていることを素直にやっているのに、なぜか結果がでない。


それはアナタの解釈がズレているからです。



では、解釈がズレないような読解力を身につけるにはどうしたらいいのか?


それはこの本で勉強して身につけましょう。

「日本語の練習問題」 出口汪



《文豪作品で鍛える読解力》


著者は、今まで700万人以上に教鞭をとってきた現代文のプロ中のプロです。


その時間と経験を通して読解力を身につけるポイントを見つけ、創り出したのがこの本。


上述したように、現読解力のなさが話題になっている現代。


それはつまり、日本語が乱れているということでもあります。


では、

日本語が乱れている原因は何でしょうか?
読解力がなくなっている原因は何でしょうか?


その原因の一つは、日本語の「構造」を理解していないことです。
そしてもう一つは、日本語の「練習問題」を行っていないことです。


ただ、日本語の構造といっても難しいものではなく、


「正しい日本語」「感性」


をしっかり意識すれば、日本語の構造は理解できるようになります。


そして、日本語の「練習問題」を解く訓練をすれば


「正しい日本語」「感性」


を身につけることができます。


しかし、どんな問題でも解けばいいというわけではなく、


美しい日本語で書かれた文豪作品の名文を読むことでのみ、チカラをつけることができるのです。


つまり、文豪作品を読み「日本語を鍛える」ことで、


「正しい日本語」「感性」を身につけることができます。


そうすることで、日本語の「構造」を理解でき、読解力が身につくのです。

《自分を消す。》


読解力を身につける上で、重要なポイントが


自分を消すということ。


解釈がズレる原因は、つきつめればモノゴトを主観的にしか捉えていないからです。


なので、自分を消す意識をもたないと永遠にズレつづけてしまいます。


つまり、「客観的」「俯瞰」といった視点が必要なのです。


ただ、正直これが難しいのです。


言葉や情報に触れたとき、どうしたって自分というフィルターを通して解釈しますからね。


だから厳密には、完全に自分を消すなんてことはできないのですが、その意識をしつづけることが重要になります。

《言葉でできているからこそ。》


世界は言葉でできています。



だから、自分を消して、できるだけ言葉を客観的に読み解ければ、


今いる世界を正確に認識することができるのです。


そしてそれができると、


自分が攻めるべきところ、チカラを入れたほうがいいところが見えてきます。


つまり、現実的な戦略がはじめて見えてくるのです。


そのためには、やはりトレーニングが必要なのです。


言葉や情報に触れたときに自分を消して客観的に観るトレーニングが。


読解力は武器になります。


ぜひ、こちらの本で読解力を磨いてみてください!

「日本語の練習問題」 出口汪