「日本人の勝算」 デービッド・アトキンソン 


アナタは今いる場所がどんな場所なのか知っていますか?
それを知らないとどんなリスクがあるのか知っていますか?

《目標より重要なこと》


人生戦略的に、自分自身の「現在地」を知ることは目標を立てることより重要です。


なのに多くの人が、目標を立てることに重視しすぎている気がします。


もちろん目標を立てることは悪くないのですが、今いる現在地を把握できていなかったら上下左右どこに行けばいいのかわかりませんよね?


なのでまずやるべきことは、


自分は何ができて、何ができないのか。
何を知っていて、何を知らないのか。


のように、自分自身の現在地を知ることです。


それを知ることではじめて向かうべき方向、必要なことが見えてくるのです。


自分の現在地を知れば、ヒドすぎてびっくりすることもありますが落ち込んではいけません。


それは必要なことですからね。

《もう一つの知るべきこと》


さらに、自分自身の「現在地」を知ることと同じくらい大切なことがあります。


それが、

そこはどんな場所なのか?
どんな歴史があるのか?
どんな将来が予測されるか?


のように、「今いる場所」の情報です。


ではなぜ「今いる場所」の情報が大切なのでしょうか?


それは、リスクヘッジをするためです。


これも多くの人が意識していませんがかなり大切なことです。


だって、人生は致命傷をくらったら終わりなんですからね。


「今いる場所」の情報を知らなかったら、ある日突然とんでもない一発を喰らう可能性があるのです。


きっと、その一発を避ける人は当たり前のように避けます。


逆に、喰らう人は思いっきりまともに喰らいます。


一発を避けれる人とまともに喰らう人の差は「今いる場所」をしっかり勉強して、ある程度将来を予測していたかどうかです。


では、アナタにとって「今いる場所」とはどこでしょうか?


そう、国ですよね。


おそらくこれを読んでいる人でしたら日本ですよね。


つまり、アナタが知るべき「今いる場所」とは日本のことなのです。

アナタは致命傷を喰らいたくないですか?
アナタはまともな戦略を立てたいですか?
アナタは日本の現状を知りたいですか?


そう思ったアナタにはこちらの本をオススメします。


「日本人の勝算」 デービッド・アトキンソン



《日本の将来が最悪なのは、ほぼ確実》


イギリス出身・日本在住30年の金融アナリストの著者が書くこの本を読めば、日本の現状をハッキリと知ることができます。


大きなパラダイムシフトが起きている日本の現状を知れば、将来的にかなり悪いことが起きると断言できます。


これは脅しではなく、データを冷静に客観的に分析した結果見えてくるほぼ確実な日本の未来なのです。


ですが改善点がたくさんあるので、今すぐに対応すればまだまだ勝算は残っていると著者はいいます。


日本の現状と将来、そして著者が考える改善策はどのようなものでしょうか?



《先進国で唯一の問題を抱えている》


世界的に高齢化が進んでいますが、日本は状況が違います。


日本の場合、超高齢化プラス人口減少の問題も抱えているのです。


この問題を抱えているのは先進国では日本だけです。


どちらもデフレの大きな要因になるので、


この先も日本はデフレから抜け出せないどころか、将来はさらなる超デフレが待っているのです。



《政治的デフレ圧力》


高齢化社会でデフレになる理由は、政治的デフレ圧力があるからです。


主な収入源が給料である若い人はインフレを好む傾向一方、


定年退職をした65歳以上の高齢者層は、資産をもってはいますが収入が少ないのでデフレを好む傾向があります。


つまり、65歳以上の人口が多い社会ではインフレに繋がる政策は嫌われ、その政策を取ろうとする政治家は選挙で当選しにくくなるのです。


政治家は当選したいので、人口が多い年代の人たちの票を狙いデフレ政策を謳うのです。


若い世代のことを考えないのは「クソだな」とは思いつつ、まぁそういうもんだよなとも思ってしまいますよね。。。



《市場はどうなる?》


では、市場はどうなるのでしょうか?


人口が減るのでシンプルに需要は減ります。つまり市場は縮小します。


カンタンにいえば、10社で支えてきた市場が8社で支えることになるのです。


そうなると、どの会社も生き残りをかけて企業間での競争が激化します。


競争を生き残るための最も安易な戦略が、価格を下げて他の企業の体力を奪い、倒産に追い込むことです。


ただ、このやり方は強烈なデフレ圧力を生むと考えられ、今までのデフレの主因となっています。


しかもこのやり方は、まず利益を削らなければいけません。


つまり、人件費に手を付けるので労働者にもシワ寄せがくるということ。


ボーナス削減、サービス残業増加などが良い例です。


それが国際的にみてもかなり低い最低賃金を生んでいるのです。


このように、企業の生き残りのシワ寄せが、労働者に回ってきている国が日本なのです。

《改めて戦略を》


著者の改善策については本を読んでください!


とにかく知るべきは自分自身の「現在地」と、「今いる場所」の情報です。


この二つを知った上で、改めて戦略と目標を立てるべきです。


二つを知らなければ、リスクも進むべき道もわからず、ただただ漂流して人生が終わってしまいます。


アナタは致命傷を喰らいたくないですか?
アナタはまともな戦略をたいですか?


ぜひ、この本を読んで「今いる場所」を知ってください!


「日本人の勝算」 デービッド・アトキンソン