「平成はなぜ失敗したのか 失われた30年の分析」 野口悠紀雄 


負ける原因。

勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし。


このブログでは本や映画を紹介しながら、結果を出すために・人生をより良くするために必要な要素をいくつも書いてきました。


それはつまり、勝つために最低限必要な要素という意味でもあります。


ただ注意すべきは、その要素を持っているからといって、必ず勝てるわけではないということです。


なぜなら勝つためには、実力や才能だけではなく目には見えない運で大きく左右されるからです。


江戸時代に活躍した剣術の達人である大名・松浦清は、

勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし。


と言いましたが、まさにその通りです。

《致命傷を避けるために》


そう、勝つ要因は曖昧なことが多いものの、負ける原因はハッキリしているのです。


だから勝つために最低限必要な要素も学ぶべきですが、それ以上に負ける原因を学ぶべきなのです。


ここを学び注意すれば、大きく負けることは無くなります。


このブログでよく書くことですが、


大きく負けて再起不能レベルの致命傷を負ってしまうと、人生の可能性はゼロになってしまうので、ここだけは避けないといけません。


ここまで読んで、もしアナタが、

負ける原因を知りたい!


と思ったら、こちらの本をオススメします。


「平成はなぜ失敗したのか 失われた30年の分析」 野口悠紀雄

《平成の経済史を一気読み》


大蔵官僚を勤めた経済学者が書いたこの本は、平成の30年間の経済史が一気にわかる一冊です。


この本を読めば、


・なぜ世界経済の変化に日本経済が取り残されたのか?

・なぜ国際的な地位が継続的に低下しているのか?



この二つを知ることができ、まさに失敗の報告書であり反省の書となっています。


経済だけを見れば、


・バブル崩壊

・バブル問題が大きすぎて世界経済の動きがまったく見えていなかった


この二つが失敗した大きな原因なのですが、実はもっと根本的な問題があるんですよね。



《負ける原因》


ではその失敗した根本的な問題はなにかというと、


驕りと現状維持です。


イケイケのバブル時代だった1980年代。


欧米の経済が停滞する中、日本だけは著しく経済発展し世界に大きな影響を与えるようにりました。


今では考えられませんが、この時代の経済テーマは常に「なぜ日本経済は強いのか?」だったらしいです。


”日本こそが未来の世界経済の中心になる。なぜなら日本経済システムは欧米諸国より優れているから”


このシンプルで説得力のある理由で、日本人だけではなく世界中の人がこう考えていました。


だからどんどん土地の価値が上がっていきました。


その結果、日本全体が変な自信を持ちそれが驕りに変わってしまったのです。


そして90年代初期、ついに天井に突き当たり地価の急上昇は止まりバブルが終わります。


しかし驚いたことに、バブルが終わった後にも関わらず、日本人の酔いは覚めていませんでした。


そう、日本経済は大丈夫だろうという妄想を捨てきれていなかったのです。


だから変化すらできずに、古い考え、古い構造に留まりつづけ衰退していったのです。


これが失敗、つまり負ける原因です。

《それっぽい言葉は聞かない》


もちろん驕らなかったからといって、変化したからといって、絶対に勝てるわけではありません。


最初に書いたように、勝敗は運で大きく左右されるので、絶対的な勝てる理由は無いと思ったほうが良いです。


でも、負ける原因はハッキリしています。


驕りと現状維持。


これが普遍的な負ける原因です。


それに平成の日本経済史を知れば、


「今勝っている人間は今勝っているだけ。」


とわかるはずです。


だから大切なことは、今勝っている人間が言う「それっぽい言葉」ではなく、普遍的な負ける原因と長期的に勝てている人の要因を知ることです。


ぜひこの本を読んで、負ける原因をしっかりインプットしてください!


「平成はなぜ失敗したのか 失われた30年の分析」 野口悠紀雄