「安心社会から信頼社会へ 日本型システムの行方」 山岸俊男 


人を信じよう

《成長するには》


「今よりも高みを」と想いを持ち、結果や成功を求めることは人生において大きな生きがいになります。


では、結果や成功のためには絶対に欠かせないことは何か、アナタはわかりますか?


それは、成長です。


これは当たり前すぎる大前提ですが、結果や成功を求めるならとにかく成長にフォーカスすることです。


新しい挑戦をし、知識をつけ、スキルを磨けば、だんだんと人生は変わっていくのです。


では、成長するために大切なことは何か、アナタはわかりますか?


それは、人を信じることです。

《経験値を積め》


もしかしたらアナタは、


「なぜ自己成長するには人を信じることが大切なんだろうか?」


と思っているかもしれませんが、ポイントは「経験値」です。


人を信じるスタンスの場合、他人との協力関係を積極的に作っていこうと考えるので、


多くの人と付き合え、多くの人間性について学ぶ機会が多くなり、結果的に社会的知性が育つのです。


つまり、シンプルに経験値が多くもらえるのです。


【人は人で磨かれる】
という言葉がありますが、そういうことです。


逆に「他人を信じようとしない人」は、多くの人と付き合えなく、相手の人間性を理解する能力が乏しいままなので、社会的知性は育ちません。


つまり経験値が少ないので、騙されたりヒドイ目にあう可能性が高くなってしまうのです。


だから人を信じることが、自己成長するには大切なスタンスなのです。


ここまで読んで、もしアナタが、

信じることについてもっと知りたい!
自己成長したい!



と思ったら、こちらの本をオススメします。


「安心社会から信頼社会へ 日本型システムの行方」 山岸俊男



《それぞれの心理的違い》

人を信じることは、お人好しのする愚かなことか?

それとも誰も信じないで「人を見たら泥棒と思え」と思っている人こそ愚かな人間か?


この問を出発点としたこの本は、安心社会である日本と、信頼社会である欧米の違いを知れるとともに、それぞれの社会がつくりだす心理の違いも知ることができます。



《それぞれの定義》


では、この本で定義している安心社会(日本社会)とはなにか?


それは、相手の行動によって自分の身が危険にされされるとは考えていない社会のことです。


この社会では社会全体の安心を第一に考えるので、わざわざ相手が信頼できる人間なのかを考える必要性が少ないことが特徴です。



対して信頼社会(欧米社会)の定義とはなにか?


それは、相手の行動によって自分の身が危険にさらされると考えつつ、相手の人間性から相手は自分にヒドイ行動はとらないだろうと考える社会のこと。


つまり、相手の人格や自分に対して抱いている感情に基づいて評価しているのが特徴です。


そして現在の日本は、安心社会の崩壊が起こっていて、信頼社会へ移行する良い機会になっていると著者は言います。



《愚かなのはどっちか?》


ではこの本の問いである、

人を信じることは、お人好しのする愚かなことか?

それとも誰も信じないで「人を観たら泥棒と思え」と思っている人こそ愚かな人間か?


は、どうなのでしょうか。


これは実験の結果、「他人を信じようとしない人」が「よく信じる人」よりも騙されにくという事実は得られませんでした。


さらに、多くの人は「よく信じる人」のことを騙されやすい「お人好し」だと思っていますが、


そう思われている人こそが「他人を信じようとしない人」よりも他人の行動を正確に判断していることがわかったのです。


つまり「お人好し」の人は「ずる賢い」人よりも、よく人をみれていたのです。


そしてよく信じる人の方が、良い環境に恵まれることまでわかりました。

《経験値の差》


これは上述した「経験値」の差が要因です。


たとえ人を信じて痛い目にあったとしても、それは確実に経験値として自分の糧になっています。


逆に人を信じず閉鎖的になれば、経験値は増えないので成長は望めません。


ぜひこの本を読んで人を信じる大切さを知り、自己成長していってください!


「安心社会から信頼社会へ 日本型システムの行方」 山岸俊男