「三国志(一)」 吉川英治 


怒りを利用する。

《「怒り」のパワー》


僕は基本的に「怒り」を負の感情、つまりあまり良くない感情の部類だと思っています。


その理由は、あまりにも怒りの使い方が下手すぎる人が多いからです。


たとえば、


怒って自暴自棄になる。

怒って人を傷つける。


みたいに。


そしてもっともっと悪い方向に進んでいってしまうのです。


ただこれは、怒ると普段とは違う行動を取ってしまうということです。


つまり、良くも悪くも怒りにはとんでもないパワーがあるのです。

《「怒り」を利用する》


この怒りの性質を理解し、上手く利用できるかが人生においてポイントになってきます。


上述したように怒りに飲み込まれてしまうと悪い方向に行ってしまいますが、上手く怒りを利用すれば目標や夢に向かってとてつもないパワーで突き進んで行けるのです。


では、どうすれば怒りを上手く利用できるのか、アナタはわかりますか?


それは、怒りを上手く利用している人物を知ることです。


どうやって怒りを利用しているのか?

どんな時は怒らないのか?

どんな時に怒るのか?


怒りを上手く利用している人のここを参考にすれば、アナタは怒りを「負」の感情とは思わなくなります。


ここまで読んで、もしアナタが、


怒りを上手く利用したい!


と思ったら、こちらの本をオススメします。


「三国志(一)」 吉川英治



《三国志ブームの火付け役》


今やマンガやゲームの題材として三国志がたくさん使われていますが、そのほとんどがこの本を基に作られています。


いわば、日本の三国志ブームの火付け役となった超貴重な本です。


吉川三国志は中国の歴史を書いたものではありますが、正史ではなく、著者の解釈や創意を加えた創作小説です。


なので歴史を学ぶというより、シンプルに小説を楽しむという気持ちで読んだほうが良いですね。


全8巻もありますが、読みやすくかなり面白いです!


僕はジャンプ作品が大好きなのですが、それに通じた面白さがあります。



《劉備の王の素質》


超ざっくりあらすじを書きますと、


主人公・劉備と、その仲間・関羽と張飛がカオスな戦国時代を戦い、天下統一と平和を目指す物語です。


この劉備の王の素質がスゴいんですよね。


読めば誰もが、これこそ王になる人間だと思うはずです。


劉備を参考にすれば、怒りを上手く利用することが大切だとわかります。



劉備・関羽・張飛の三人は、何も無いところからなんとか200人の軍を作ります。


ただ無名で小規模の軍では話にならないため、まずは官軍(朝廷の軍)の協力をし、賊軍(反朝廷軍)を倒すことで名声を挙げていこうと考えていました。


考え通り、官軍は協力を受け入れ、劉備たちは戦に大貢献します。


ただ官軍は、官爵(階級)をもたない劉備の軍をただの私兵としか扱わずに、ナメた態度ばかり取ります。


その態度に関羽や張飛はイライラし、感情が爆発しそうになったとき、

感情に負けるな。眼の前の利欲に怒るのは小人の業だ。
われわれは、もっと高い理想に向って起つはずじゃないか。


と言って、劉備は二人をなだめます。


またある時、やっと功績を認められ田舎の県知事についた劉備は、賄賂を拒んだため朝廷の特使から嫌がらせを受けてしまいます。


ナメた態度を取り続けていた朝廷に対してずっとイライラしていた張飛はついに限界に達し、特使をボッコボコにします。


それを知った劉備は張飛に対してブチギレ、はじめて仲間をぶちます。


そして「なぜこんな人間を助けるのか?」の問に、

何をいう。わしはこの人間から利を得るために助けようとするのではない。
ただ、天子の御名を畏るるのみだ


と答えます。


そう、劉備は小物相手には怒りを使わなかったのです。


大きな目標の妨げになるような、もっと広い社会問題に怒っていたのです。


もちろん劉備だって腹が立たなかったわけではありません。

まあ待て。腹が立つのは、貴様ばかりではない。
だが、小人の小人ぶりに、いちいち腹を立てていたひには、とても大事はなせぬぞ。


と言っていたように、腹が立っても大事を成すために怒りをコントロールしていたのです。

《もったいないから》


誰しも怒ったことはあると思いますが、怒ると疲れますよね?


それくらい怒るとパワーを使ってしまうんですよね。


なのでポイントは、もったいないので小物相手に一々反応しないこと、怒りを使わないことです。


怒りはもっと大きな自分の目標・夢・ビジョンのために使いましょう!


ぜひこの本を読んで、怒りの使い方を学んでみてください!


「三国志(一)」 吉川英治