「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」 


ぜんぶジョークかもしれない。

《曖昧なもの》


人間は、ありとあらゆるバイアスに囚われて生きています。


その中でも特に有名なバイアスが、ハロー効果(後光効果)です。


これは、「たった一つの目立つ特徴に引っ張られ、他の特徴の評価が歪められること」を言います。


たとえば、イケメンや美人などの容姿が良い人間の意見は、理にかなっていなくても多くの賛同を得やすいのです。


さらにこのようなバイアスは、脳の仕組み上ほとんどの場合本人は気づくことができません。


この「人間は知らぬ間にバイアスに囚われている」という事実から、


”価値”や”本物”なんて、曖昧なものだとわかります。

ぜんぶジョークかもしれない。


これを読んだアナタは、


「価値の有無くらいわかるよ!」

「本物か偽物かの判断くらいできるよ!」



と思うかもしれませんが、本当にわかっていますか?本当に自分で判断していますか?


”価値”や”本物”とは何なのか、ハッキリと言語化して言えますか?


アナタが思っている”価値”や”本物”は、ジョークかもしれませんよ。


あらためて”価値”や”本物”について見直さなければ、アナタの人生はジョークに踊らされて終わってしまいます。



ここまで読んで、もしアナタが、

”価値”や”本物”について見直したい!
ジョークに踊らされたくない!


と思ったら、こちらの映画をオススメします。


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《価値とは?本物とは?アートとは?》


僕は映画や本をアウトプットするときに、「考えさせられる」という言葉を使わないようにしています。


その理由は、考えさせられてどう思ったのか?が重要で言語化するべきところだからです。


「考えさせられる」は、言語化から逃げているといると思うんですよね。


だから使わないようにしているのですが、この映画はかなり考えさせられます。笑


この映画を観れば、


アートとは?価値とは?本物とは?


特にこの3つを考えさせられます。



この映画は、バンクシーを追った映画ではありません。


バンクシーは出てきますが、彼が監督を務め、ある男を追ったドキュメンタリー映画です。


だから主人公はある男で、それがティエリーです。(アーティスト名はミスター・ブレインウォッシュ)



ミスター・ブレインウォッシュの誕生


ティエリーは24時間365日カメラを手放さず、何でも撮影することが趣味でした。


そんな彼はあるキッカケで、さまざまな路上アーティストを撮影するようになります。


そしていつか路上アーティス界で伝説的なバンクシーのことも撮影したいという夢を持ちます。


その夢が叶い、さらにバンクシーは彼のことを気に入り、今まで誰も許可していなかった現場にも連れて行くようになります。


ある時バンクシーは、「今まで撮ったものを映画にすれば?」と提案し、彼は路上アーティスト界を凝縮したドキュメンタリー映画の作成に取り掛かりました。


しかし、完成させた映画を観てバンクシーは絶句します。

あれだけヒドイ映画を観せられたら、言葉に詰まってしまう。


と振り返るほど。笑


そう、彼は映画を作ったり、動画編集ができるわけではなかったのです。


ただただ純粋なカメラ小僧なだけだったのです。


そこで代わりにバンクシーは、

小さいショーでも開けば?


とアート作成を勧めました。


こうしてミスター・ブレインウォッシュが誕生したのです。



アートなんてジョークなのかもしれない。


しかしバンクシーの予想とは違い、


ティエリーはミスター・ブレインウォッシュとして、いきなり成功しようとぶちかましました。


そう、いきなり大規模なイベントを開いたのです。


長年アーティストたちに同行したおかげで、絵を創作する流れが自然と身についていた彼は、どんどん創作していきます。


そしてバンクシーの推薦文をデカデカと広告に使い、その年一番話題を呼んだイベントとなりました。


その結果、なんといきなり大成功を収めたのです。笑


まとめると、


”純粋カメラ小僧が天才路上アーティストに出会い、アート作成を勧められて見様見真似で創ったらソッコーで大成功しちゃった。”


という話です。


注目すべきは、たしかに話題を呼び成功はしたものの、他のアーティスト達はまったく彼のことを認めていないことです。


バンクシーは言います。

アーティストは苦労してスタイルを確立するが彼はそれをすっ飛ばした。
他に例がないよ。
彼には最初から価値がない。
彼の成功は何を意味するのか?
もしかしたら天才なのか?単なる運か?
アートなんてジョークなのかもしれない。


他のアーティストも、

アーティストとして世界に認められるのは容易じゃない。彼にはその準備ができていない。

ティエリーがこのまま成功したら驚きだね。誰が考えたジョークだか。


と酷評です。


”プロはその価値を認めていないのに、メディアは騒ぎ立て、一般人は絶賛する”


この構図がメチャクチャ面白いし、考えさせれるんですよね。

《踊らされているだけ?》


この構図は、多くの場面でおきていますよね。


メディアは新しいこと、面白いことを見つければ取り上げます。


そのメディアを観ると、僕みたいな一般人は、それには価値があるんだと思いこみます。


ですが価値とは、スゴいとは、本物とは、一体何なのでしょうか?


多くの人はメディアに踊らされているだけではないでしょうか?


価値がある、スゴい、本物と判断できる人なんて、ほんの一握りの人間だけではないでしょうか?


バンクシーが言ったように、アートはジョークなのかもしれません。


だけど、そもそもこの世がすべてジョークなのかもしれません。


ぜひこの映画を観て、価値とは、本物とは何なのか、見直してみてください!


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