「アナーキー進化論」 グレッグ・グラフィン


アナーキーを楽しむ。

《多くの人が陥る勘違い》


多くの人は、成長や成功といった進化のことを、ゲームのように「知識・経験を積み、頑張れば頑張ったぶんだけレベルアップができるもの」だと思っています。


ですがハッキリ言って、これはただの勘違いです。


そう、いくら頑張ったからといって、その頑張りは必ず進化(成長・成功)に繋がるとは限らないのです。


なぜなら進化とは、アナーキー(無秩序)なものだからです。


つまり進化をするためには、運要素がかなり強いということです。

《最大のデメリット》


もちろん僕は凡人なので、頑張らなくても成長や成功が実現できるとは思っていません。


ただ、頑張りが絶対に成長や成功に繋がるとも思っていません。


頑張る必要はあるけど、運で左右されるという前提を持つことが大切なのです。


今まで通り「頑張ったらレベルアップができる!」と思うのもいいのですが、


それに期待しすぎると、頑張っているのに報われない状況が続いた時にツラくなってしまうんですよね。


そして最悪の場合、生きる上で大切な「自分」・「希望」・「自信」を見失う可能性があるのです。


これが「頑張ったらレベルアップができる!」と勘違いしてしまったときの最大のデメリットです。


繰り返しますが、進化とはアナーキーなものなので、運によって大きく左右されるのです。


ここまで読んで、もしアナタが、

進化はアナーキーなものだと理解したい!
運要素が重要なんだと理解したい!


と思ったら、こちらの本をオススメします。


「アナーキー進化論」 グレッグ・グラフィン



《異色の二刀流》


アメリカを代表するパンクロックバンドの重鎮・【バッド・レリジョン】のボーカル兼UCLAの生物学講師という超特殊な肩書きをもつ著者が書いたのがこの本です。


この本を読めば、生物学から見た「ニンゲン」の進化の形や意味を知ることができます。


そしてそれを知ることで、進化を目指す上で大切な前提を感じ取れるのです。



《進化の意味》


では、そもそも「進化」とはどんな意味があるのでしょうか?


最初に書いたように、生物学を知らない多くの人は、


進化とはゲームのように「知識・経験を積んで今より高いところにレベルアップする」という意味で捉えています。


つまり、頑張れば頑張ったぶんだけレベルアップができると。



ですが、生物学の進化の意味は全然違います。


生物学では、「進化」をアナーキー(無秩序)なものだと捉えているのです。


生物学の進化とは、


少しずつ違う個体の中で「運よく」子を残した者の遺伝子が引き継がれ、


その違いが積み重なって時間が経つと、先祖とは形の違うものになるということです。


たとえ一つの個体が頑張ったとしても、その頑張りや、その結果の「レベルアップ」が必ずしも反映されるわけではないのです。


つまり進化とは、頑張っても頑張らなくても、「たまたま」残った者が遺伝子を引き継ぎ、その差異の積み重ねで変化するということです。


読んでわかるとおり、「進化」の意味がまったく違いますよね?


なぜこんなにも解釈がズレているのかは気になるところですが、僕は生物学の進化の方を前提にしたほうが良いなと思います。


だってこっちを前提にすれば、楽しく・期待せず・メンタルをブラされないで生きていけますからね。

《アナーキーだからこそ》


進化はアナーキーなものということは、僕みたいな凡人にもまだまだチャンスはあるということです。


だから、「落ち込まない」・「期待しない」・「楽しむ」


この三つのメンタルが大切なのです。


パリピがよく「人生楽しんだもん勝ち」と言いますが、これはかなり本質をついている言葉なのです。


ぜひこの本を読んで、アナーキーを楽しめる人間になってください!


「アナーキー進化論」 グレッグ・グラフィン