「たった一人の引き揚げ隊 10歳の少年満州、1000キロを征く」 石村博子 


すべてを力に

《サバイバル能力の重要性》


モノや情報が溢れかえり、何が起きるのか全く予測ができない現代。


個人で稼ぐ力や、チームで勝つ力などの重要性が謳われていますが、


結局一番必要なものは、サバイバル能力、つまり生き抜く力です。


だってそもそも生き抜けないと、稼いだり勝つことなんてできないですからね。


というより、サバイバル能力があれば、個人で稼げるようにもなりますし、チームを勝たせることだってできます。


「生き抜く」というシンプルな力ですが、実はそれほど重要な力なのです。

《サバイバル能力が無い現代人》


ですが多くの日本人は、サバイバル能力が全くありません。


その理由は、何も考えなくても生きていけるほど豊かな国になったからです。


そう、日本は世界で最も豊かな国と言っても過言ではないのです。


それは幸せなことではありますが、相対的にサバイバル能力が無くなってしまったのです。


ただ最初に書いたように、現代は何が起きるのか全く予想ができません。


明日いきなり職を失う可能性もあれば、すべてのネットワークが停止する可能性だってあります。


つまり、日常が一瞬で崩壊する可能性があるのです。


そのときに生死を分けるのが、サバイバル能力の有無です。


だから豊かな国にいるとはいえ、最悪を想定してサバイバル能力を磨くべきなのです。


ここまで読んで、もしアナタが、

サバイバル能力とは何かを知りたい!
サバイバル能力を身につけたい!


と思ったら、こちらの本をオススメします。


「たった一人の引き揚げ隊 10歳の少年満州、1000キロを征く」 石村博子



《ビクトル少年の大冒険》


レスリング選手として大活躍し、日本にサンボを広めた功労者であるビクトル古賀。


そんな彼が人生で一番輝いていた時期は、


格闘技で活躍した時ではなく、満州から日本に1人で帰国した10歳の時だといいます。


そう、彼は満州で生まれ育ち、戦後、10歳で日本に帰国したロシア人と日本人のハーフなのです。


では、彼はたった1人でどんな旅をしてどのように帰国したのか?


それを書いたのがこちらの本です。


10歳にして冷静にたくましく旅をするビクトル少年の冒険を読むと、サバイバル能力とは何か?それを磨くにはどうすれば良いのか?を知ることができます。



《サバイバル能力とは》


では、彼はどうやって一人で満州から日本へ帰ってこれたのでしょうか?


それは一言でいえば、すべてを力にしたからです。


彼はロシア辺境に住む軍事的集団・コサックとして育ち、


馬の乗り方・自然の読み方・祈り・戦士としての覚悟といった生き抜く智慧を小さい頃から教わってきました。


そのすべてを力に変えたのが一人旅です。


ハーフという理由で差別を受け、日本に帰る集団引き揚げ隊から棄てられても、

「左に路線・上に太陽・前方に木、これだけあれば前に進めるよ」


と語っていたように、


自然を読み天候を予測し、

飲んでも大丈夫な水か?食べれる草か?を判断し、

短剣を上手に使いこなし、


確実に歩みを進めていったのです。


そう、サバイバル能力とは、自分の中にある「知識・体力・気力」といったすべてを力に変えることなのです。

《サバイバル能力の磨き方》


そしてサバイバル能力を磨くには、

「もし、引き揚げ隊と一緒に行動していたら死んでいたかもしれない。」


と本人が語っていたように、一人になることが重要です。


彼は集団から棄てられ一人になったことでサバイバル能力を失わずに済み、自分の命は自分で守り、生きて日本に帰ることが出来たのです。


極限状態を一人で戦うことで、「どうすれば力に変えられるのか?」を自分で考えて行動に移せるようになるのです。


いつもエサを与えられているような豊かすぎる環境では、サバイバル能力は絶対に身につきません。


ぜひこの本を読んで、サバイバル能力を身につけてください!


「たった一人の引き揚げ隊 10歳の少年満州、1000キロを征く」 石村博子